上肢切断ユーザー様への情報
切断後の義肢装具士との連携
切断手術からの回復が進んでくると、義肢装具士を紹介されるでしょう。義肢装具士とは、手足の喪失や変形がある人々に義手や義足を適合するために特別なトレーニングを受けた医療専門家です。
義肢装具士と回復の目標について話し合い、義肢の選択肢を一緒に検討しましょう。
作業療法士との連携
指、手、腕など上肢の切断手術を受けた人は、日常生活動作の新しい方法やその練習方法を学ぶために、作業療法士を紹介されることが多いようです。
上肢の喪失に適応することは非常に困難なものであり、作業療法士は感情的・心理的な健康のためのサポートも行うことができます。
作業療法士と連携する時期
作業療法士と共に過ごすプロセスには、通常以下のようないくつかの段階があります。急性期、義手装着前のトレーニング、基本および上級のトレーニングです。
急性期
この最初の段階では作業療法士が評価を行い、あなたのニーズと目標に焦点を当てたプランを作成します。創傷ケア、痛みのコントロール、可動域の確保などのサポートを行い、断端の感覚を取り戻すための提案を行います。
装着前のトレーニング
回復が進むと、作業療法士はいくつかのエクササイズを提案します。一般的な体調管理のためのものや、手の喪失の感覚、義手の重さに適応する際に起こる可能性がある姿勢の変化に対応するためのものなどです。その他、食事や着替えなどの方法も学ぶことになります。
作業療法士は、義手を装着するための準備に役立つアクティビティとして、腫れのコントロール、傷跡の管理、義手を適合し操作する際に役立つ筋肉の動きや身体の動作の学習などを推奨することもあるでしょう。
基礎および上級の義手トレーニング
義手を適合した後、作業療法士は日常生活において義手を使うためのテクニックを学ぶサポートをします。また、義手を効率的に着けたり外したりするためのガイダンスも提供することができます。
義手の装着と使用の練習を続けると、作業療法士は活動の幅を広げるサポートをします。ニーズと能力に基づいて、スポーツや趣味を楽しむだけでなく、育児、家事、仕事や運転を再開できるかもしれません。